忙しいときほど、手には編み物を。
May 19, 2021最近は、仕事の方が忙しくて、1週間で編む時間は寝る前に数段。
本当に疲れた日は、糸を手に取るパワーすらない、なんてこともある毎日。
(実は、本業はニットではなくフリーランスでライター業を営んでいます。)
そんななかでも、大好きなフランスのニットデザイナー、 Orlaneさんの新しいパターンのテストニットをさせていただく機会がありました。
※Ilha のパターンはこちら→
https://www.ravelry.com/patterns/library/ilha
※OrlaneさんのInstagramはこちら
https://www.instagram.com/tete_beche/
“ilha/島”という名前を持つこのセーター。
襟口から裾に向かってトップダウンで編み進めていくパターンなのですが、
よくセーターで陥りがちな「メリヤス砂漠で挫折」の罠にハマるリスクが少ない(笑)デザインでした。
※メリヤス砂漠とは、メリヤス編みのパートがひたすら続くことを指す言葉(なんて定義してしまっていいのだろうか)。
結構メリヤス砂漠でプロジェクトがストップするなんてこと、よくあるのです。
ウェアは2週間〜1ヶ月ほどかけて編むことが多く、その期間向き合うわけだから、自分がごきげんになれる糸を選ぶことが、ワタシ的長続きの秘訣。
今回は、初夏を楽しめるように、手染めの淡いグリーンの糸を選びました。
話は戻って。
忙しい日々で編む時間を見つけるのも結構大変だったりしたけど、テストニットの期日は迫るわけで…。
ちょこちょこ時間を作って編んでいたのですが、やっぱり毛糸に触れる時間が1日に1時間でもあると、気分がスッキリ。
黙々と手を動かしていると、嫌なことも(楽しいことも)、すっぽりアタマの中から消えて、瞑想をしたみたいな感じになります。これがいわゆる、マインドフルネス瞑想?なんてふと思ってしまうくらい。
といっても、きちんと瞑想なんてしたことはないのですが。
嫌なことがあってふて寝するよりも、ずっとごきげん効果は高いはず。
編み物にハマるニッターの皆さんも、きっとそうなんじゃないのかな。
だからこそ、忙しいときほど、手の中には編み物を。
今夜は何を編もうかな。